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2025/07/01  カテゴリー/

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遊びの中で子供は3つの力を育む

2010/02/01  カテゴリー/木製おもちゃの意義


国際学力調査により発表された事実「以前に比べて日本の子供の学力は低下している」。

子供の思考力を支えるものは「あそび能力」と「言語能力」です。
「言語能力」の方は、親がいい絵本を読んであげることに尽きます。

「あそび能力」と?
遊びの中で子供は3つの力を育むと言われています。
1、実際的思考力
2、具体的思考力
3、直感的思考力  です。

現代の子供は「あそび能力」が低下したせいで集中力がない・飽きやすい・おもちゃを大切にしないと言われます。
しかし、実際思うのは子供の能力が低下したのではなく、与えるおもちゃが低下したせいではないでしょうか。
本当にいいおもちゃというのは、例えば私たちが小さい時に夢中になったものではないでしょうか?
本当にいいおもちゃであれば今の子供も夢中になって遊ぶものです。

今、日本の玩具産業で売れる要素として挙げられているのが「光る・動く・鳴る」だそうです
おもちゃ屋さんに行ったら、頭が痛くなるほどこの「3要素」を取り入れたおもちゃであふれ返っています。
おもちゃが勝手に「光って、音を鳴らして、動」いたらどうでしょうか?子供、やることがないですよね。
すぐに飽きてしまって当然ではないでしょうか。
そしておもちゃにも流行り・廃りがあります。もちろんいつの時代でもあるし、おもちゃに限った話ではないですね。
しかし、そのおもちゃに一時夢中になったところでそのブームが去ってしまい、周りの子の熱も冷めてしまうと「自分もやめよ」って投げてしまう。
ご自身の服を買うときを考えてください。今流行のみんなが着ている服買ったのはいいけど今期のみで来年は誰も着てなかった。
去年流行った服だから外に着ていくのは恥ずかしい…結局長く着られる服って、定番の形だったり色だったりになりますよね

なので定番というか、シンプルなおもちゃを買ってあげてくださいその際のポイントです。
・電池のないおもちゃ(自動で動かない)
・自然素材のもの(布・木のおもちゃ)
・遊びの質を高める形・大きさである
・美しいデザインである
・すみずみまで丁寧に作られていること

まとめると、やはり木のおもちゃでしょうか。木のおもちゃのブランド・メーカーはたくさんありますが、その中でも「CEマーク」という安全なおもちゃの審査に通った物だけがつけられるマークのつたものをオススメします。

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しっかりとした安全基準のあるものが大切

2010/02/01  カテゴリー/木製おもちゃを取り巻く環境

中国製はすすめられません。

以前に中国製の木のおもちゃが緊急リコールされるニュースがありました。
トーマスのおもちゃです。私が思うに「トーマス」という人気キャラクターで非常に売れたので事件発覚・リコールという流れになった気がします。
つまり氷山の一角であるわけです。

このリコールの原因は塗料に鉛が含まれていたということです。
では実際に鉛がどのような影響を及ぼすのか紹介したいと思います。

まず、鉛は深刻な健康被害をもたらす強い神経毒ということ。そして子供・胎児は大人よりも鉛を吸収しやすいのです。
免疫気管や組織は鉛の影響を受けやすいのでなおのこと危険です。
鉛は血液に取り込まれ、体内組織(特に骨・歯)に蓄積されます。子供・胎児は体の発達が急速であるため特に鉛を吸収しやすいのです。

実際に取り込まれた鉛は体の基本的な機能を害します。低い濃度の鉛であっても、将来的に悪影響を及ぼします。
低濃度の鉛は、神経系と腎臓への害・学習障害・注意欠陥症・多動症・行動障害・聴力障害・発育障害・知能発達障害などを引き起こします。
高濃度の鉛にいたっては、発作・意識喪失などの激しい症状を引き起こし、死に至るケースもあるます。

結局、鉛を含んだものに「安全値」などないのです。

もちろん中国製だからと言って全てが危険というわけではありませんし、他の国だからと言って安全ではありません。
北欧のように、しっかりとした安全基準のあるものが大切なのです。
もちろん木のおもちゃだけではありませんよ。すべてにおいて、子供は影響されやすいので注意が必要です。
 

ネフ社は積み木が大人気の会社

2010/02/01  カテゴリー/木製おもちゃの種類

木のおもちゃの番外編のような感じですが…。
このホルツコレクション、子供向けというよりは大人向けのような気がします。

まずネフ社の説明から。このネフ社は積み木が大人気の会社です。スイスの木のおもちゃの会社で、製造されたおもちゃは世界20カ国以上に輸出されています(国内30%国外輸出70%)。
そして美しく塗られた塗料ですが、これは自然の着色料、自然環境や人体に影響を与えない合成塗料が使用されていて、CEマークやオレンジマークも取得している超・安全なおもちゃです。


どんなものかというと、ガラス蓋の黒の木箱に入っているのですが(この外観がスタイリッシュ!)、その中に7センチ×3.5センチの21枚の木の板が入っています。
21枚、それぞれ全て違う木から作られていて、その板にはその木のシルエットと名前(英語・ドイツ語・フランス語)が表記されています。

具体的にどんなものが入っているのか聞いてみました

Spruce fir ドイツトウヒ
Scots pine スコットパイン
Larch 落葉松
Silver fir 蝦夷松
Douglas pine ダグラス松
Hemlock ベイツガ
Sycamore アメリカスズカケノキ
Birch-tree 樺の木
Pear tree なしの木
Beech tree ブナの木
Oak オーク
Ash トネリコ
Hornbeam シデ
Spanish chestnut スペインの栗
Cherry-tree 桜
Lime-tree ライム
Walnut-tree クルミの木
Poplar ブラックポプラ
Elm ニレ
Limba アフイナ
Teak チーク

 

これがなんですごいかというと、同じ体積なのに重さが違う。色が違う。匂いも違う。手触りも違うし、木目の入り方も木によっては特徴的なのです。

実際に家にある木の家具などを見て「この木材は何で、どんな匂いで…」とあらためて考える人は少ないでしょう。
そして家具は塗装されているのでなかなか実際の木のにおいって感じることはできないと思います

こんな木の板でも、もともとはこういう形の大きな木だったのだ…そういう気にさせられる一品です。
また子供と一緒に図鑑などで見比べながら実際の手触り・匂いを楽しんでもいいかもしれません。
具体的に「こうして遊ぶもの」というのは示せませんが…しいていうならドミノでしょうか(笑)

 

木のおもちゃは値段が高いものが多い

2010/02/01  カテゴリー/木製おもちゃの特徴


ここで言う精度とは「いかに狂いがないか」「積み木の長さ」「大きさがきっちりと作られているか」ということです。
この精度の大切さは、積み木を使ったことがある方はわかると思います。
ただここで留意すべき点は、積み木が木材でできているということ。木は、積木に加工されたからといって死ぬわけではありません。呼吸をつづけています。

呼吸をする…具体的にどういうことかというと、湿度や温度によって長さや形が変化するということです。環境によってはどんなにいい(精度がいい)積み木でも正目と板目を並べると狂いが生じます。
精度が大切なのはわかると思いますが普通の人が気になることはほとんどないと思います。例えば本格的にお城や塔を作りたい、20個積み上げたい、と思う人は精度が大切です。
ここで精度が悪いとどうしても小さな狂いが邪魔をしてまっすぐ積めなかったり崩れたりしてしまうのです。

この精度は何で決まるのでしょうか?
それは材料です。木材の種類です。
前に書いたとおり、木は呼吸をしますし、環境(湿気・温度)によって形が変わります。特に日本でいうと湿気が多いので、おそらくどんな積み木でも必ず伸縮するでしょう。
なので多少の形の変化は不良品というのではなく、仕方のないことなのですただできるだけ伸縮の少ない木で、なおかつしっかり乾燥させてある積み木がいい積み木といえます。

ヒバ・スギ・ヒノキ・カバ・ブナなどといろいろな木材がありますが、木のおもちゃには北欧のブナの木がいいと一般的には言われています。
木のおもちゃは値段が高いものが多いですが、長く使おう、丁寧なつくりのものにしようということで考えれば、狂いを少なくするために数年かけて乾燥させる職人さんを思えば納得のいくものではないでしょうか。
 

物を作るうえで一番多く使うのは四角柱

2010/02/01  カテゴリー/木製おもちゃの特徴


積み木を考える時に色の他に重要なのが「形」と「量」です。
普通の積み木セットを見ていただけるとわかると思いますがいろんな形が少しずつ入ったものがほとんどです。
四角柱・円柱・三角柱など…。
これで実際に遊んでみるとわかるのですが、同じ形のブロックが数個ずつ、それが何種類も集まったセットということです。
これで何かを作ろうとしても「あとひとつこの形がほしいのに!」ってことが結構あります。そして結局そこから発展できず「おもしろくない」になるのです。

ではどのようなものを買えばいいのでしょうか?
私が提案するのは四角柱(立方体・直方体)が多いものです。
同じ体積の積み木セットがあったとして、購入を迷うことがあれば四角柱がより多いものを選んだほうがいいでしょう。
物を作るうえで一番多く使うのは(積木に限らずですが)四角柱なのです。

立方体は「縦=横=高さ」です。どういう向きに置いても同じに見える。基本となる立体ですね。
次に直方体ですが、この大きさを決めるのも大切です。手持ちの立方体に対しての比率です。
手持ちの立方体の2つ分の長さ、1/2つ分の長さなど、それぞれ立方体を基にした比率で揃えます。
まったく違う形だけど2つ合わせたら同じ形になった(立方体+立方体=2つ分の直方体)とか、足し算の感覚を身につけられますし、関係性の発見も生まれるでしょう。

オプションとして、円柱や三角のものなど、物を作るうえで装飾になる積み木を付け加える感覚でいいと思います。

そして、既存の積み木で満足しきれなくなったらもう1セット追加してあげる。作品の幅も「倍」になるのです。