子供へ、そして自然への配慮も忘れない |
2010/02/01 カテゴリー/木製おもちゃの種類
selecta社、ドイツのブランドです。
赤ちゃんのおしゃぶりから幼児用ゲームまで自社工場で作られています。
セレクタ社は木に熱で印刷する技術(セレクタTDシステム)を早々に開発し、きれいな絵柄の木のおもちゃを製造してきました。
1968年創業以来、変動するドイツおもちゃ業界の中でその社名とシンボルマークに込められた哲学は変わりません。
社名はラテン語で「厳選されたもの」という意味で、シンボルマークは命のめぐみを齎す太陽・木・軽やかでしなやかな動きを表す、丸みを帯びたやさしい、やわらかな形です。
セレクタ社のこだわりは大きく3つあります。
1、木
木は太陽光をいっぱい浴びて育ちます。木のおもちゃに子供が接するとき、自然のエネルギーとあたたかさを吸収してほしいということです。
木といってもいろんな種類があるのですがセレクタ社はドイツ国産の木を使い、とりわけカエデのように目の詰まった木をよく使います。
これは丈夫で歪みの出にくいものなので「長い期間つかえる=無駄に木を木らない」ということにつながります。
2、安全と品質
安全を考えることはおもちゃに携わるものとしての使命と考えています。
塗料は毒性のない水溶性の塗料を使用し、さらに幼いこどものためのおもちゃには蜜蝋を使い、これには「ハチのマーク」がついています。
3、イノベーション(革新)
このように創業以来の揺るぎない哲学を守りながらも新しいアイデアを求めて開発していくことで、その時代の子供に携わろうという姿勢がうかがえますね。
古くからのものに新しいアイデアを与えるという考えがセレクタ社のいろいろな商品に活かされています。
子供へ、そして自然への配慮も忘れないところが素晴らしい。
ヨーロッパは景色がキレイですが、こういう心を持った自然を愛する人が多いからなのかもしれませんね。