最初の木のおもちゃ・積み木は色なしのもの |
2010/02/01 カテゴリー/木製おもちゃの特徴
ここでの説明は一般的な積み木についてのお話です。
一般的…「積み木」って聞いて始めに思い浮かぶような木のおもちゃです(笑)
積み木には2種類あって「色つき」と「色なし(白木)」があります。
初めて買う人は色つきを買う人が多いそうです。やはりカラフルな方が子供も喜ぶということでしょうか。
色については個人での好みもあるので一概に良し悪しはないのですが、初めての積み木はどちらかというと「色なし(白木)」がいいと思います。
その理由は積み上げた結果、すなわち「作品」になった時です。
みなさんも経験があるのではないでしょうか?家なり動物などを作る時、同じ色の積み木で作りたい部分なのに同じ色のブロックが足りなかった。
結果、なんか色がバラバラの作品になってしまった。結局満足できない作品になるわけです。
箱に入っていたり、普通に並べたりするぶんにはカラフルなものの方がきれいかもしれませんが…。
その点、色なし(白木)のものは色の区別がなく統一感があり、色による違和感もなく飽きがこないものです。
そして色がないことによる利点「想像すること」。色がないからこそ生まれるものです。
赤い積み木はあくまでも「赤いもの」です。しかし色がなかったら、赤にも青にも黄色にもなれるわけです。
もちろん色つきの積み木を否定するつもりではないです。積木のセットを何箱も揃えればこの色の問題は解消されると思います。
しかし実際にそれだけの量を用意するとなると金額的にも大変ですし、子供はあるだけの積み木を使うので、その何セットもの積み木を使って大きい作品を作る…そしてまた同じ問題が起こる…。
なんというか悪循環のような気がします。
なので、最初の木のおもちゃ・積み木は色なしのものをオススメします。
作りが丈夫な木のおもちゃは代々受け継ぐことができます |
2010/02/01 カテゴリー/木製おもちゃの特徴
木のおもちゃの素材についてです。
木には独特のものがあります。
【重さ】【香り】【温もり】【手触り】
赤ちゃんは、はじめて手にしたものを口に持っていきます。
それはまだ【自分】【他の人】【物体】の区別や認識がない赤ちゃんは初めての「モノ」を、自分の唇と舌で確かめるからです。
感じた香りや手触りが「モノ」に対する経験となるのです。
自分の手で物を持ったり、握ったりできるようになると、今度は【重さ】を経験します。
重量感は遊びに実感・手応えを与えます。
大きさと重さの比率を感じとっていきます。
「このぐらいの大きさなら、このぐらいの重さかな」という風に学んでいきます。
そして小さい子供はおもちゃを投げたりぶつけたりします。
これはまだ「これを投げたらどうなるか」を学んでないからです。
人にぶつけたらどうなるか、物に投げたらどうなるか…
これを実際に体験し、痛みや破損を学習していきます。
もちろん人に投げたりぶつけたりするのは良くないことですが、許す限りやらせてあげるのがいいでしょう。
これも成長には大切な経験のひとつです。
作りが丈夫な木のおもちゃは代々受け継ぐことができます。親が子へ、子が孫へと…。
そして壊れたらボンドで直してまた使用することができます。
自分で壊してしまった大切なおもちゃを両親が一生懸命に直す姿を見て、子供はきっと、物を大切に扱うということを覚えるのではないでしょうか。
それにはもちろん親の「物を大切にする心」が一番大切だと思います。
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